ラブラブチューニング1998

【第25話 1998年1月号 シートの穴…の巻】
紗己のお尻がびしょびしょ!
原因はシートへのカッター攻撃のイタズラの切れ目に
水が染みていたためだった。

亮平はシートを剥がし、あて布を使い補修して
市販の汎用スクーターシートカバーをかける。
しかしシートカバーはシワも寄るし
おばさん臭いといまいち気に入らない紗己。

シートカバーのシワの解消方法や、
オリジナル柄・形状のシートカバーはどういった所に
製作依頼したら良いのかを亮平は紗己に教える。


【第26話 1998年2月号 ネジの頭が…の巻】
DIOの大掃除をしようと紗己は外装を外そうとする。
FXの車載工具で作業したために次々となめるネジ。
亮平はショックドライバーやバイスクリップを使ってなめたネジを
外して見せる。

それでもダメな時は…と、鮫島さんが
スクリューエキストラクターやドリル技の事を二人に教える。


【第27話 1998年3月号 古くなったバッテリーから…の巻】
遊び仲間はみんな女友達と行方不明。 紗己は姉とハワイに。
一人だけ何日も遊ぶ相手がいなくて退屈な亮平は
とりあえず鮫島モータースに来て、親父さん相手にふてくされていた。

ちょうどハワイ旅行を終えて家に帰ってきた紗己。
しかしDIOのバッテリーが上がってしまい、充電してみたものの
もうバッテリーは古すぎて寿命。 交換する事になった。

「そもそもバッテリーはどんな仕組みで、どんな物があるの?」
と、紗己は二人に質問する。


【第28話 1998年4月号 休車復活なるか…の巻 前編】
亮平はうっかりFXの車検を切らせてしまった。しかし今はお金が無い。

店の裏にまだナンバーが生きてる代車があるから使っていいぞと
鮫島さんから聞いた亮平は喜ぶ。 よく見たらその代車は
FXに乗る前にしばらく乗っていた亮平のJOGだった。
亮平はJOGの事をすっかり忘れていたのだ。

放置期間が長すぎて動かなくなっていたJOGを使えるように
亮平は解体屋から部品を集め、修理を始める。
(タイトルは原文ママ)


【第29話 1998年5月号 休車の復活なるか…の巻 中編】
JOGの足回りの改造はどんな物があるかを紗己に教えつつ
亮平はキャブレターとその周辺オーバーホールをする。
エンジンのオーバーホールは鮫島さんが担当。
エンジンはかかったが、調子はさっぱり。 原因は一体?


【第30話 1998年6月号 休車の復活なるか…の巻 後編】
亮平は不調の原因を調べるが、鮫島さんは答を知っているものの
亮平に教えない。 「自分で気付くのが一番」と、鮫島さん。

亮平は、タンクの中が真っ赤に錆びている事が不調の原因だと気付く。
錆び取り剤とコーティング剤を使い、再オーバーホールされたJOGは
ようやく完成にこぎつけた。


【第31話 1998年7月号 パワーロスの巻】
JOGの試し乗りついでに、紗己は亮平にラーメンを賭けて
「鮫島さんの所にどちらが先に着くか競争しよう」
と勝負を持ちかける。 結果は亮平の勝ち。

「データ上ではDIOの方が馬力が上なのにどうして直線でも負けちゃうの?」
鮫島さんと亮平は、車体の量産時の部品精度と組み立てのばらつきと
慣らしの重要さについて紗己に教える。

しかし実は亮平のJOGは、こっそりチューンしてあったのでした。


【第32話 1998年8月号 謎の女現れる…の巻】
※2003年9月号休載時再録 タイトルは[謎の女現る…の巻]に改題。

鮫島さんが出かけている間に留守番をしていた亮平と紗己の所に
懐かしのオバQ仕様のフラッシュに乗った女がタイヤ交換にやって来た。

そのフラッシュは彼女の父親が改造した
ビートのエンジンを載せた水冷仕様で、
自分で付けたと言うセンス良くまとめられた追加メーターなど
かなりマニアックな改造仕様。

さらに女の話す改造の知識の多さに二人は驚く。
一体この女は何者なのか?


【第33話 1998年9月号 2ストオイルの話から…の巻】
店の裏に捨ててあるジャンクの山から、亮平は寄せ集めバイクを遊びで作る。
オイルタンクが無い代わりに混合ガソリンを入れる所を見て驚いた紗己は
2ストエンジンのオイルとミッションオイルの役割について亮平に教えてもらう。
「きちんとしたメーカーもののオイルならOKだ」などと話に夢中になる二人。

ためし乗りの時に異常発生、バイクは大破。
始動実験に使った安物オイルを混ぜた混合ガソリンを交換し忘れていた。


【第34話 1998年10月号 寄せ集めチューンの原チャリが…の巻】
※2003年11月号休載時再録 タイトルは[再録・ゆりチャン登場シーン]に改題。

前回大破した寄せ集めバイクを修理し、さらにボアアップした亮平は
空き地でテストを繰り返していた。 しかし調子はいまいち。
塀の上でそれを眺めていた小学生の女の子は亮平に話しかける。

調子の悪い回転域やキャブレターのジェットの番手・ウエイトローラーの改造の有無を
走っていた様子だけで次々と見抜く謎の女の子に亮平は度肝を抜かれる。

不調を改善するために、女の子はリードバルブをその場で作り
さらに亮平を驚かせる。 この子は一体何者…?


【第35話 1998年11月号 埠頭の出来事…の巻 前編】
毎週土曜の深夜、埠頭では0→200M大会が行われていた。
※400Mじゃないのは埠頭が狭いため。

見物に来ていた亮平と紗己は、最近負け無しの新チーム「RS」と
ちょっとしたトラブルから、0→200M対決を来週する事になった。
相手は80CCなのに、亮平は「スクーターベースの50CCで十分だ」と、
半分見栄を張って相手を挑発してしまう。

前回までに完成させた寄せ集めバイクを50CCに戻し、
「亮平スペシャル1号」と命名。
自分が設計し、ゆりちゃんに作ってもらったチャンバーや
(なぜかこの回では、ゆりちゃんが、りさちゃんと言う名前になっている)
その他色々と作戦を練り、勝負に備えるのだった。

一方その頃相手チームは、亮平が以前、少人数の暴走族の
特に名前は無いが周りが勝手に「走り」「スピード」などと呼んでいた
めちゃくちゃバイクが速いグループの一人で、メカ担当だった事を知る。


【第36話 1998年12月号 埠頭の出来事…の巻 中編】
あの神崎亮平と、今負け無しのチームが対決すると言う噂を聞きつけ、
埠頭にはいつも以上の見物人が待っていた。

そこに亮平が、今回作ったスペシャルバイクを押しながら
ちょっとかっこ悪く登場。(鮫島さんにトラックを貸してもらえなかった)

相手チームは80が50に負けられないと昼間から埠頭で
準備とテストを繰り返して待っていた。

早く始めようぜとせかす相手チーム。
しかし乗るのは亮平では無く、紗己だった。

そしてスタートのカウントダウンが始まった。


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