ラブラブチューニング1999

【第37話 1999年1月号 埠頭の出来事…の巻 後編】
紗己を乗せた理由は、パワーウエイトレシオを稼ぐためだった。
80CC相手に、後半の速度の伸びで距離を縮めてくる亮平SP1号。
ゴール直前に二台は並ぶが、AR80は一瞬速度の伸びが無くなった。

結果は半分ラッキーだったものの、亮平達の勝利。
相手チームは「今のはライダーのシフトミスだ!」と負けを認めない。
しかし亮平は、AR80の最後の速度の伸びが無かった理由は
エアクリーナーを外して直キャブにした事で吸気の乱れが生じたためと見抜く。

さらに亮平は200Mという半端な距離の事も計算してチューンしていたのだ。


【第38話 1999年2月号 親父さんの沽券…の巻】
時代は今、空前のアメリカンバイクブーム。
スポーツバイクのチューンの仕事なんか誰も依頼に来ないので
最近退屈な鮫島の親父さん。

そこに学校帰りの真古が
フラッシュのスロットルケーブルを交換にやってきた。
エンジンが乗せ換えされているために純正が合わず
鮫島の親父さんに相談に来たのだ。

そもそもこのフラッシュを改造したのは親父さん。
真古の目の前で中古ケーブルを加工してみせるのだった。


【第39話 1999年3月号 ダチの彼女が妊娠…の巻】
中学時代からの親友、酒井が結婚する事になった。
「日常の足として使う」と酒井は「スカイ」の整備とチューンを亮平に頼む。
酒井が自分で作ったというチャンバーのステーはとても雑な物だったので
亮平はステーを作り、しっかりとチャンバーを固定し直す。


【第40話 1999年4月号 親父さんへの講釈の結果…の巻】
鮫島さんがヤスリを使い、 バイクの錆びを落としている所を見た亮平は
「今は錆び取りケミカルの時代ですよ」と、
錆び取りケミカルを使ってピカピカにしたFXを見せる。

ところが一週間経った頃には
結局また錆びが発生して塗装が浮いてしまった。

「やはり物理的に錆びは削り落とすものだ」と、
鮫島さんは錆び落としと防錆の知識を二人に教える。

※この回には電動工具の知識に多くの間違いがあり
読んでる人が鮫島さんへの信用を失ってしまう危険性がある。


【第41話 1999年5月号 謎のオンナ現わる…の巻】
※2004年1月号休載時再録 タイトルは[サビが落ちたら…の巻]に改題。
※タイトルは原文ママ 98年8月号の真古の初登場時のタイトルと似ている。

謎の美人が亮平を訪ねて店にやって来たので、紗己は大暴れ寸前!
しかしその美人の正体は、昔亮平達のグループと対立していた
元暴走族の頭、そしてなぜか今はオカマの板倉だった。

板倉はスクーターのアルミパーツの錆び落としと磨きを亮平に頼みに来たのだ。
馴れ馴れしくすり寄ってくる板倉に亮平はもう逃げ出したい気分。


【第42話 1999年6月号 50 マニアルバイク入手…の巻】
※タイトルは原文ママ

鮫島の親父さんが日常の足としてヤマハの平成RZ50を入手した。
亮平と真古はRZ50の魅力についてあれこれ語り、
「もうちょっとトルクがあればなあ」という話になる。
紗己は「じゃあプーリーを加速側にセッティングすれば…」
二人に笑われてしまう紗己。

スプロケットと二次減速比の仕組みの話を
実はあまり理解してなかった亮平と何も知らない紗己に
真古さんは一から説明するのだった。


【第43話 1999年7月号 鮫島モータース閉店か?…の巻】
台風だろうが何だろうが年中無休だけが取り得の
(毎週火曜定休じゃなかったのか?)鮫島モータースが珍しく閉まっている。
いよいよ店が潰れたのかと二人は思ったが、ただ単に鮫島さん達は
しばらく休みを取ってヨーロッパに10日ほど旅行に行くだけだった。

店を閉めている間にバイクが錆びてしまわないように
鮫島さんは作業しながら空のタンクや
スペアエンジンの保管方法、車体の各部にオイルを塗っておくなど
バイクを錆びさせないように保管する方法を二人に見せるのだった。


【第44話 1999年8月号 クランクシャフトの想い出…の巻】
以前0→200Mで使った亮平SP1号のエンジンをバラしてみたら
クランクシャフトが歪んでガタガタになっていた。

そこから亮平が中学時代に乗っていたダックスの話になる。
亮平がわけもわからずクランクシャフトを軽量化したり
無茶な改造をしたためにダックスが暴走し、
歩いていた女子中学生の列に突っ込んだ。
それが亮平と紗己の出会いだったな…と二人は思い出話に花が咲く。


【第45話 1999年9月号 真古さんが実は…の巻】
亮平SP1号のステップは今までステーで固定していたが、
あまり具合が良くないので溶接でくっつける事にした。
いつも使っている溶接セットはゆりちゃんに貸してしまっているので
亮平は得意のバッテリー溶接で器用に仕上げる

実は溶接士の資格を持つ真古も溶接の知識はいっぱい。
亮平と真古は紗己と一緒に溶接のあれこれを語る。


【第46話 1999年10月号 宅配ピザ屋の正体!?…の巻】
今までバイトしていたガソリンスタンドが突然潰れてしまい
亮平はピザの宅配のアルバイトを始める。
※ピザ屋の名前はPIZZA-RE

今回の配達先がたまたま鮫島さんの自宅だったため
亮平は仕事中にもかかわらずピザをみんなで食べながら
宅配に使われているジャイロでのドリフトと三輪の仕組みを熱く語る。

しかし調子に乗ってドリフトを披露しようとするが失敗して塀に激突。



【1999年11月号   休載  第1話を再録】




【第47話 1999年12月号 ヘタリに注意!!…の巻】
亮平は配達用のジャイロでドリフトだの無茶な走りをするため、
ジャイロはスイングアームの復元力やベアリング等、各部がへたっていた。

性懲りも無くアルバイト先のジャイロを勝手に修理・改造する亮平と、
いつの間にやら亮平の話に付き合っている鮫島の親父さんにも
紗己は少々呆れ顔。

整備が終わり、また華麗にドリフトを決めようとするが
タイヤもへたっていた事に気付かずスリップして激突。


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