ラブラブチューニング2002

【第72話 2002年1月号 フロントフォークと亮平の憂鬱…の巻】
亮平が店でお客さんの事故車の修理をしている。
しかし亮平にはいつもの元気が無い。

バイクはフロントからぶつかり、車体はボロボロなのに、
フロントフォークは曲がっていない。
「倒立フォークは剛性が高いのよ」と、紗己は真古に教えてもらう。

バイクがボロボロになった原因は、実は亮平が…。


【第73話 2002年2月号 試し乗りから色んなことに…の巻】
紗己は店に下取りに入ってきたゴリラに乗せてもらう。
いつものモンキーと乗り味が違う事を感じた紗己は
「このゴリラはインナーローターのキットを組んであるのよ」と
真古達に仕組みとフリクションロスの事を教えてもらう。

ジャンクの山の中にあったレース用インナーローターを試しに
亮平に組んでもらい、紗己は喜んで試し乗りに出掛ける。
しかしインナーローターだけでは電気が…。


【第74話 2002年3月号 イメチェンと禁句…の巻】
モンキーに乗った女の子がモンキーの修理にやって来た。
真古と親父さんは新しいお客さんと勘違いするが、
よく見たら髪形を変えた紗己だった。

高回転でエンジンがカクカクしてしまう原因を真古は
エンジンをばらしながら考える。
原因はカムチェーンのキンクだった。

真古は紗己に、チューンしたエンジンのカムチェーンの伸びと
バルブタイミングについてあれこれ教える。


【第75話 2002年4月号 …の巻】
亮平はピザの配達中に海岸通りを走っていると、
スクーターが動かなくて困っている女の子を見付ける。

亮平は女の子に声をかけ、いつもジャイロに積んでいる
修理工具でバイクを見てあげようとするが、
女の子の正体は神出鬼没のオカマの板倉だった。

板倉はスクーターのエンジンのかかりが悪く、セルを回し続けて
バッテリーを上げてしまったのだ。

「キックすると足が太くなる」
とアホな事を言っている板倉に亮平は振り回されつつ
発電やダイナモの事を二人であれこれ語りながら
ジャンプケーブルをジャイロにつなぎ、
スクーターのエンジンをかけるのだった。


【第76話 2002年5月号 亮平スペシャルU世号出現…の巻 第1回】
乗り方が少しはマシになったおかげで、紗己の今の走りでは
モンキーのノーマルタイヤだとズルズル滑ってしまう。

「タイヤを良い物にするか10インチにしたらどうかしら」と
紗己は真古に言われる。
しかし相変わらず紗己にそんなお金は無い。

店に行くと亮平が今度開催される
0→1000M直線レース用に亮平SPU世号を作っていた。
今回はきちんとしたレースなので、鮫島の親父さんも協力するが、
実は優勝すると賞金が出る事は親父さんには内緒。

ライダーはまた紗己。
亮平は賞金は山分けと紗己をそそのかす。

U世号のタイヤが軽自動車用のタイヤである事に驚く紗己は、
ハイグリップタイヤやバイアスタイヤの事などを真古に色々教えてもらう。


【第77話 2002年6月号 亮平スペシャルU世号出現…の巻 第2回】
亮平達は亮平SPU世号の走行テストを繰り返していた。
車体の形状の影響で、速度が上がるほどフロントが浮いてしまう。

今回は距離も長く速度も出るので、
フロントの浮き上がりを無視するわけにはいかない。

空力の事をあれこれ話しながら、
さらに冷却効果と走りを煮詰めるため
亮平達はダクトを追加する事を計画。
真古はオリジナルフロントフェンダーを設計する。


【第78話 2002年7月号 亮平スペシャルU世号出現…の巻 第3回】
エンジンの仕様で悩んでいる鮫島の親父さん。
しかし4ストにしたらまた重くなるし、結局2ストでいくことに。

ボルトをアルマイトの物に変えたり、必要の無い物は極力外し、
マフラーもさらに軽量なゆりちゃん手作りのチタンチャンバー等を使って
車体重量を3kgも落とす。 目標は5kgの軽量化で、残りの2kgは
紗己が来週のレースまでにダイエットするハメに。


【第79話 2002年8月号 亮平スペシャルU世号出現…の巻 第4回】
亮平SPU世号は完成していたが、鮫島の親父さんに一本の電話が。
過去に鮫島の親父さんと、ある事件で因縁のあった他のバイク屋の
「壊し屋・奥井」と呼ばれる男からだった。

バイクに対してとにかくいい加減で、作業の腕前も2流以下。
ただその場だけパワーが出れば良いなどという
同業者として許せない奥井に負けるわけにはいかない。

鮫島の親父さんはレース会場の天気・湿度・温度なども計算し、
ファンネルやエアクリーナー・キャブレター・ジェット類をいくつか用意して
当日はコンディションを100%から120%に出来るように準備する。

そして0→1000Mレース大会の日がやってきた。


【第80話 2002年9月号 亮平スペシャルU世号出現…の巻 第5回】
紗己はヘルメットとウェアが恥ずかしいから
車から絶対に出ないわよと閉じこもるが、
賞金の取り分を増やしてやるぞという亮平の言葉にあっさり負ける。

O・P・M(オクイ・パワー・マジック)のエントリー車両「ラプチャ」は、
レースの優勝賞金額よりも多額の金をかけて作ったという
50CC・4ストエンジンにメカニカル・スーパーチャージャーをワンオフで取り付けたバケモノ。
奥井のチームはいきなり好タイムを叩き出す。

そんな大馬鹿だけど強敵な奥井のラプチャに、
亮平SPU世号は勝てるのか?


【第81話 2002年10月号 亮平スペシャルU世号発進…の巻】
チーム・モト・ガレージサメジマのスタートの番がやってきた。
紗己はキャブレターの遮熱板を紙クズだと思って取り除いてしまう。
スタート直後に落ちている遮熱板を見つけて大慌てな亮平達。
とりあえず何事も無く、現在3位のタイム。

ラプチャに使っているキャブレター仕様の奥井の自慢話も交えて、
紗己はみんなから色々とキャブレターの仕組みの違い等を教えてもらう。

チームO・P・Mは二走目で本日最高のタイムを叩き出す。
亮平はこんな事もあろうかと奥の手を用意してあるようだが…?


【第82話 2002年11月号 亮平スペシャルU世号・奥の手…の巻】
O・P・Mの最高タイムに、棄権するチームも出てきた。

鮫島の親父さんと真古さんが大会本部へ行っている間に、
亮平は真古と一緒に親父さんには内緒の「奥の手」を
こっそり取り付ける。

二回目の走行で紗己は奥の手のスイッチを入れると
もの凄い勢いで加速していく亮平SPU世号。
奥の手の正体はニトロだった。 鮫島の親父さんは呆然。

ん?今まで大会の司会をしていたお姉さんをよく見たら、
おティンティンの付いているあの人では?亮平達ビックリ。

「一体、何をしたんですか?」という「司会のお姉さん」の質問に
亮平は企業秘密だと答えるが、「お姉さんにイジワルするな」と見物人。
「お姉さん」の正体を見物人にばらそうとしたら
必殺のハートブレイクショットを喰らい亮平ノックアウト。 気絶。

亮平SPU世号はもの凄い速さでゴールまで一直線!
しかしゴール直前でエンジンが…。


【第83話 2002年12月号 亮平スペシャルU世号・ゴールはしたが…の巻】
亮平はニトロの事で怒ってる
鮫島の親父さんにもボコボコにされる。

亮平SPU世号はエンジンブローしたものの、
亮平チームのタイムは奥井のチームとまったく同じ。

優勝が二組なんて認めないぞと言い張る奥井は、
もう一度走ってタイムを縮めると言って聞かない。
チームサメジマの記録を更新出来なければ負けになるという
条件だが、あと2秒は縮められると奥井は意地を張る。

三回目の走行に挑むラプチャだが、走行中に突然不調が。
原因は結局、また奥井のいい加減な作業が原因だった。


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