小ネタ

小ネタどころじゃない重要な事もあったりなかったり



ビッグフィンカバーと12V純正強化タイカブオイルポンプは
バイク屋で気軽にお買い求めください。
左のは全年式に使えますが、右のは適合があります。
モンキー/ゴリラで言えば6VのZ50J-16〜から12VのAB27最終までです。
12331-GB0-910のカバーが採用されている車種に使えます。




【ヘッド周辺の組み付け知識】
6Vでも基本は同じ。

まず分解歴があるかどうかの判断はここ。

今までの経験上、このどれか一つでもおかしいエンジンは
パーツリストやサービスマニュアルを読まず
メモも取らない素人がいじくった可能性大。
だいたいろくなもんじゃない。

あと上下タペットキャップは軽く締める程度でいい。
グイッと締めると後々固着して取れにくくなるだけ。




【12V系遠心クラッチの正しい組み立て方】
クラッチ板のピンがドライブプレートの溝のそばになるように組み、

一番上のクラッチ板はカドが立っていて ザラ付いている方を上にして組みます。




【12Vモンキーミッションの組み立て方の詳細】
サービスマニュアルには今まで掲載されていなく、
FIモンキーのサービスマニュアルでようやく掲載されたが
説明不足でさっぱりわからない図を描き直してみた。

他のミッションでも基本は同じ。

ギアと直接触れる役目の銅スプラインワッシャーは「丸っこい方」が
ギアと触れるようにする。

銅スプランワッシャーの角ばっている方には
サークリップの丸っこいほうが触れるようにする。


ワッシャーやその他のサークリップなんかもそうだけど、
裏表でどちらかのカドが丸っこいものは製造工程上の場合もあるけど
大抵は意味があってそうしている。

「直接触れる部分」「回転する側」「素材が弱い/やわらかい方」に
丸っこいほうが触れるようにするのが基本である。


ああこんな事をいまさら知りたくなかった…
エンジン全バラしてやり直したくなったり不安になった人はいるかな?
それは管理人も同じ気持ちだよ…




【パーツリストの孔明の罠】
なぜ30年以上前から今も間違ったままなのか?
修正されてもそれもまた間違ってるというパーツリスト最大のミステリー


主に赤線のボルトの長さの指示が
30年以上ほとんどの車種・年式のパーツリストで間違っている。
リストごとにメチャクチャなので書ききれないが、とにかくこれで正しいの。

たまに右上の60ミリボルトが間違っているリストもある。
手持ちのパーツリストで確認してみよう。

みんなでエンジンもパーツリストも検証したけど
全部が合ってるパーツリストはほとんど無かった。
キタコ虎の巻はこの通りらしいけどね。

とにかくこの画像の通りが正しい。


※12Vは他車種の6V/CDIエンジンでも同じです


※セル付きでも各ボルトの長さは同じです。



ケースの各ボルトは、穴に差し込んだだけの状態で
10ミリ程度浮いていればその長さで正しいんだ。


疑う人は今すぐ新車エンジンのここのボルト抜いて見てみ?



【ジェネレーターカバーボルトの孔明の罠】

これは本当に危険なパーツリストの間違い
ごく一部のパーツリストだが、12Vのボルトの長さ指定が間違っている。
画像が正しい。 パーツリストを信じて右下に35ミリボルトなんかねじ込んだら
ケースを貫通して穴が開いてエンジンが再起不能に。

※この危険な間違いパーツリストは平成12年12版で確認


[青文字の 「初期は20mm」 についての解説]
左が初期のケース 右がその後〜現行までのネジ穴の形状

大型のジェネレーターカバーを持つ他車種の登場で
ここにノックピンをはめる事ができる構造になった。

もちろんモンキーやゴリラにノックピンはここに必要無い。
大量生産の都合って奴です。


もう一度言うがクランクケースの各ボルトは、穴に差し込んだだけの状態で
10ミリ程度浮いていればその長さで正しいんだ。
これはカブ系エンジンをいじるのにけっこう重要な話だぞ。

エンジンを分解する時にはメモを取りつつ
ボルトにマジックなどで印を付けるのはもちろんだが、

自分でエンジンを部品単位で一から寄せ集めて作る人には
パーツリストだけが頼りなんだから
こんな恐ろしい間違いは勘弁してほしいよね。


パーツリスト読まない、メモすら取らない馬鹿がやらかす
ジェネレーターカバー右下に35ミリボルトをねじ込んで貫通の図。
ボルトの長さを間違えない事に注意するのはもちろんだが
特にジェネカバー右下はスプロケの真下で泥汚れまみれになるので
カバーを付ける前にネジ穴をしっかり洗浄しないと
泥をまきこんでネジ穴をなめやすい。

さらにネジ穴が浅いので締めすぎも注意。
それらも充分に気をつけよう。



【12Vミッションの孔明の罠】
12Vモンキーエンジンのこのカウンターシャフトトップギアには裏表があるのだが
困った事に、どちらを表にしても一応組めてしまうし走れてしまう。

カドを大きく落としてあるほうを下にして組むのが正しいのだが
この事はパーツリストにもサービスマニュアルにも書いてない

身に覚えのある奴は今すぐ直してこい


6Vのギアは上にするほうに目印の丸い溝が入っているよ。
気を付けて組もうね。



【キックのワッシャーとミッションのワッシャーがそっくりな事に注意】
とくに12Vモンキー/ゴリラ/モンキーR/ジャズで注意。
ミッションのスプロケ側の3速と4速の間に入るワッシャーがくせもの。


ミッションのほうはスラストワッシャー17.2ミリ
キックのほうはスラストワッシャー17ミリ という部品名なのだが
このワッシャーはうっかり入れ違えても組めてしまうので
組み間違いをやらかしやすい。

初心者のうちはエンジンを分解したら、うっかり混じってしまわないように
すぐにミッション一式とキック一式は離れた場所に置く事が望ましい。
マジックなどで目印をつけておくのも良い。

本当にどちらがどちらなのかわからなくなった場合は
どちらのワッシャーも少しは磨耗する部品でもあるので、
せっかくなので新品にするのもいいだろう。

画像のワッシャーは2枚とも青黒いけど、エンジンの製造した時期や
部品注文の時期によっては、銀色の鉄の色の場合もあるので
ワッシャーの色はアテにはしないこと。




【シフトチェンジアームの上下】
交換時に見本が無くてわからなくなった時に。
短い方が上になる。 ※画像は12Vモンキー



【パーツリストだとわかりにくい12V用アームCOMP】
星型のプレートは見比べても違いが全くわからない。
2008年2月現在統合はされてないようだが
管理ミスで実は全く同じ物なんじゃないだろうか?

CDIのベンリィ50シリーズのリターン化には上のタイプしか使えないよ。




【クランクシャフトベアリング交換時の孔明の罠】
この事は載ってないサービスマニュアルもあるので。


カムチェーンギアには組み付けガイドも目印も無いのでわからないが
画像のようにウッドラフキーとギアの凹中心が揃わないといけない

クランクシャフトのベアリング交換時に内燃機屋に言っておかないとだめですよ。
少しでもずれるとカムチェーンが半コマずれて、エンジンがおかしくなるよ。

普通に使っているぶんにはこのギアがずれることはまずありえない。
カムギアがずれる前にカムチェーンが切れる。 それぐらい強力にはまっている。

「今ヘッド組んでるんだけど、なぜか半コマほどカムスプロケの印がずれるんだけど…」

という人は、クランクシャフトのギアを確認する前に
カムチェーンテンショナーを緩めた状態でカムスプロケを組み付けてみよう。

特に6Vのマニュアルテンショナーでありがち。

オートテンショナーならフライホイール下の10ミリボルトをゆるめてオイルを出し
ロッドへのテンションを解けばカムチェーンをかけやすくなる。



大昔はエンジン関連部品は内燃機屋で直してもらうほうが安かった。
なので例えばクランクシャフト関連の部品もバラで出るのが当たり前だった。
昔はクランクシャフトの一部を壊したり、コンロッドに寿命が来ても直せたのだ。

だが90年代前半〜2000年代中ごろまでは、
内燃機屋での工賃を考えたら新品一式が絶版でもない限り
新品一式を買ったほうがむしろ安いという時代が長く続き、

例えばホンダは12Vのクランクシャフト全般は
ネジ山を壊したり、コンロッドに寿命が来たら捨てるしかなくなった。

しかも同じ排気量・同じ機能でもクランクシャフトには無数に種類があり、
構成部品がバラで出る昔の物とは別物なので、
特に今の12Vクランクシャフトは完全に使い捨て。

他にも一般向けモデルのオーバーサイズのピストンを絶版にしたりと。
シリンダーがダメになったらボーリングなんかしないで新品買ってくださいという事に。

しかしここ最近の物価高で、純正部品の値段がべらぼうに高くなり
内燃機屋で直してもらったほうが安いという時代が再び来ている。




【クランクケースのニードルベアリング】
ほんの数年前まで、ここのニードルベアリングを部品で買う事はできなかった
入手も本当に困難で、ベアリングメーカーのカタログにも載ってなかったらしい。
そのためにベアリングのためだけに泣く泣くケースを処分し交換する人も大勢いた。

普通エンジン内のベアリングが買えなかったら困るだろ…
クランクケースは高いんだぞ?ホンダは25年近く何のつもりだったんだ?

※注意 CDIエンジンのドレンボルト側のケースに
ニードルベアリングをプレスなどで強力で圧入すると
ケースのベアリング受けが確実に割れて破損します。
まさにバイク屋と内燃機屋殺しの罠です。

このニードルベアリングのリムは凹みやすいので
サイズの合うソケットを使ってもきれいに圧入するのは難しい。

純正の専用工具がある。
ちなみにこの純正工具はモンキーのサービスマニュアルには載っていない。
CRF70のサービスマニュアルに掲載されていた。

12Vモンキーのサービスマニュアルが製作された当時は
ニードルベアリングは補修部品として出なかったというのもあるが、

サービスマニュアルは設定や調整の仕方、純正特殊工具の掲載が
同一エンジンでも車種ごとに載っていない話がけっこうあり、
今回のようにモンキーのエンジンの事を全て知るにはモンキーのマニュアルだけでは足りない、
という事がほかにも色々ある。 例えば電球を使ったポイントの調整方法とかね。




【カムシャフトのベアリング】
パーツリスト平成19年版から

カブ90やCD90、モンキーRなどのカムの補修にも使えるが
プレス機や特殊なベアリングリムーバーはもちろん、
状況に応じて治具まで自作できるような人でもない限り
交換は内燃機屋じゃないとできない。

カムは新品で買うと意外とお高いので、
カム山の状態と内燃機屋の工賃の折り合いが付けば
交換したほうがお安いこともあるだろう。


モンキーだけに限らず、ホンダは今までバラで買えなかった物を
こうやってバラで買えるようにパーツリストを突然書き直す時もあれば
逆に昔はバラで買えるように表記してた物をASSYでのみ書いたりする時もある。
上で言ったようにクランクシャフトなんか特にね。




【リアショックの黒いプラスチックの筒】
その例のひとつがノーマルリアショックのパーツ
古くなるとよく割れているスプリング内側の黒いプラスチックの筒だ。

平成8年版 JZ〜JNまでの12版より




【12Vモンキ-/ゴリラのスロットルコーンの単品】
スロットルコーンの単品もパーツリストに載ってない。
ついでに同じデザインで茶色のグリップの部品番号も掲載。




【6V遠心3速シフトドラムの見分け方】

70年代末期のカブやダックスにはシフトパターンが1-N-2-3の物がある。
1-N-2-3


N-1-2-3

何のシフトパターンのドラムなのかわからないときは
この魚拓を参考にしてくれ




【ピストンリングの順番】
ピストンリングをはめるときは爪楊枝があると何かと便利。
細いドライバーなんかではめそこなったリングを引っ掛けたりするとトラブルのもとだよ。

ピストンリングのTマークは 物によっては - とか P だったりする時もある
特に - マークはとってもわかりにくいので組む前によく確認しよう。


左のタイプのピストンリングの一番下は
図の番号順のように先にスペーサを入れ、次に下のサイドレール、
上のサイドレールの順に入れると組みやすい。


ピストンリングをはめる時はピストンにガムテープやマスキングテープなどを厚く巻き付け
一段終わったら貼り直していくと、ピストンリングの鋭いカドで
ピストン側面にひっかき傷を入れてしまうことがない。
二段目に入れるリングが一段目に入ってしまい
取ろうとしたら折れてしまった…ということもなくなり
スムーズに取り付けることができるぞ。




【メインハーネスのカプラの配線色配置】

配線図にはどこに何色を繋げばいいのかまで書いてないので。

6V全般用



12V全般用



【JZ/JB/JCのハーネス分解図】




【JE用は調査中です】




【JF/JJ/JLのハーネス分解図】




【12Vモンキー前期型の配線図 サイドスタンドランプあり】
防犯アラーム配線を無加工で追加したい人はトップからアラームキットの項目を見てください。



【12Vモンキー中期型の配線図 サイドスタンドランプなし 防犯アラーム配線なし】
防犯アラーム配線を無加工で追加したい人はトップからアラームキットの項目を見てください。



【12Vモンキー後期型の配線図 サイドスタンドランプなし 防犯アラーム配線あり】


※12Vゴリラ用はフロントフォークのホーン部分のアース線が無いかわりに2極メスギボシになっています。
※12Vゴリラ用はリアキャリアにウインカーリレーが付くためウインカーリレー線がモンキー用より後部から生えています。




【6Vモンキー/ゴリラに12Vモンキー/ゴリラのキーセットを付けるための変換ハーネス図】
左は6V前期用 右は6V後期用。
もう6V用は欠品だからね。
※4Lモンキー用の図ではありません。




【12Vモンキー/ゴリラのスイッチボックスの配線図解】
他車の同型スイッチボックスの配線を張り直して使う時に。

配線の細部

※年式によって右のようにホーンの配線が一体化している。
※黄色線は途中から茶色と黄色に分岐しています。
※ホーンボタンのバネの向きを間違えないように。 バネの細い方がボタン側になります。




【JZ/JB/JC/JEのレギュレーター化 もしくは12V化に使う割り込み配線】
モンキー・ゴリラ用6Vレギュレーター 31600-GK4-761

レギュレーター仕様にすると、バッテリーも長持ちして
ランプ類やホーンなどがレクチファイアだけだった頃より
スムーズに動作するようになるよ。

でも同じような手間だから12V化しちゃう人ばかりだけどね。




【キーシリンダーを無傷で抜く方法】

中古のモンキーのライトケースを見ると
マイナスドライバーでこじってみたような傷や

キーシリンダーカバーのツメをドライバーで押した傷がザックリ付いてたり
最悪、固定用の爪が折れてしまっている物ばかり。

カバーの爪が折れちゃうと
他の鍵を無くした美品のキーシリンダーを探して
職人に分解して鍵合わせしてもらうか
もしくは新品でキーシリンダーと鍵の単品を買って
別鍵で不便な思いをしなきゃいけない。


固定の爪は矢印の反対側にもあるんだが
反対側のツメを棒状の物で押す方法なんて無い。
みんな奥側を無理して外そうとして、こじって壊しちゃうんだ。


そんなキーシリンダー抜きの難易度がかなり高めのモンキーライトケースだが
無傷でキーシリンダーASSYを外す方法を教えちゃうよ。


【用意する物】

●20センチぐらいのタイラップ
●プライヤーとニッパー
●割り箸(各部を押したりするための補助道具)


ライトケース内での作業風景だとわかりにくいので
抜いたキーシリンダーで説明する。
もう見ただけで説明は不要だろう。
タイラップで締め上げ、爪を押し込むのだ。

そしてキーシリンダーを裏から指で押し出せばポコンと抜けるので
抜けたらニッパーでタイラップを切ればいいのだ。
作業中のイメージは、タイラップを引っ張りながら
奥の爪だけを締め上げる感じで奥から先に抜く。

奥側が抜けて浮いたら、手前の爪は 
指か割り箸で押す。

タイラップの位置合わせの時にも割り箸を使うと
どこにも傷を着けないよ。


古いタイプは爪が3つの物もあるけど要領は同じ。


他の車種でも、爪押しにはマイナスドライバーを使わないで割り箸を使ってみよう。
マイナスドライバーはそもそもこじるための道具じゃない。 マイナスネジを回すものだ。



管理人はエンジン組みでも何でもこじったり
引っ掛けたりする作業は、まず割り箸を試す事にしている。

竹の割り箸が丈夫で硬くていいんだ。
状況に応じて削って使え。


あらゆる作業の叩き、こじり作業は
まず割り箸や角材の細い奴とか木製ブラシの柄を試すといい。
テープを巻いたマイナスドライバーよりも安全に作業できる。



とにかくマイナスドライバーはこじったり叩いたりするのに使っちゃだめよ。
もうそんな糞エンジンばっかりで困るよ…('・ω・`)

こじる時はまず割り箸やプラ製の棒や木材でやろう。
切って使えそうな古い歯ブラシやほうきの柄とか何でもあるはずだ。

そのへん気を使うようになるだけで
お前の作業レベルは10上がったも同然 (`・ω・´)シャキーン

マイナスドライバーは最後の最後の最後の傷覚悟の手段だ。
いきなりマイナスドライバーでこじり始める奴がいるとしたら
そいつの腕前はその時点で全部わかる。 やらせないほうがいい。


このあたりはプロでも全然できてないのがいる。 すごくいる。
他には、例えば何も敷かずにアスファルトやコンクリートの上にパーツをゴロリと置くとかな。




【CD50/90などをリターン化した時に良いペダル】
ペダル 24700-HP2-670
つま先ゴム 95011-40000
フランジボルト 95701-06020-00


おいお前、CD50をリターン化したからって
純正シーソーペダルの後ろをぶった切ってんじゃねえよ。
かっこいいかそれが?なめてんの?


12Vモンキー用のシフトペダルだと短すぎるし、
CD50ステップだと位置が合わないので使いにくいよね。
社外品のわけのわからぬペダルだといまいちかっこわるいし。

社外品や純正流用で色々なペダルを試したが
この2006年式TRX90のペダルが一番いい。

寸法も形状もいいが、一番いいのは
軸の長さと角度の都合から、固定用ボルトの位置が真横になるし
セル付エンジンでもまず使える事だ。←これ本当に凄い事ですよ。

TRXは年式によってペダルに種類があるので。
この部品番号以外のはダメだぞ。

もちろんカブやシャリーのリターン化時にも良い品。


このペダルに関連した重要なネタをもうひとつ。

12VのCD90をセル付き仕様にするとか、ジョルカブエンジンをMT化するとか
セル付きカブエンジンをベースに4速MT化しようとするには
12Vモンキー/12VのCD90ペダル(共通)では
取り付け部の軸が短いため、シフトペダルで困ってしまう。

そのために元の遠心用ペダルの後部を切断して使うとか
遠心用チェンジアームを精密に切断加工するなどしか方法が無かったが、
こだわり派にはそんな事は我慢ならない。

このタイホンダの海外モデルの物を使うと、軸の長さが15ミリ長いので
ペダルの取り付け位置が15ミリ外側になる。

さらにTRX90ペダルと合わせて使うことで解決できる。
24610-KEV-750

これに付く付属品は12Vモンキーと同じ。
爪の幅の関係上、3速ミッションでのセル付きMT化改造には使えない。

しかしこのパーツは日本国内ではバイク屋で正規で買う事ができない。
ホンダウイングの看板を掲げている店でもダメ。

タイホンダ系バイクを常時輸入販売しているショップなら買う事が出来るだろう。
こだわり派にはそれぐらいの苦労をしてでも買って損しない物だ。




【シートのリベット固定用スピードナット】
モンキー/ゴリラのパーツリストには載ってない。

シートのリベットを外す時に壊れやすいスピードナットが出なくて
今まで泣いていた人もこれで大丈夫ですな。

FI仕様になってからのエイプの警告灯グロメットの構成部品より発見。




【鉄板のM6のただの穴を埋めたい時は】
カブでヘルメットホルダーがダメになった時なんかに使うとかっこいい。



【便利パーツ】
6〜7ミリの穴にはめて使う。  ネジ穴には使えませぬ。
チューブ類や配線のまとめなど何かと工夫して使えるかもしれないね。
ゆるめて何度も使用可能。




【速度警告灯を使わなくなった人は】
これはエイプ100用メーター。 改造車でも現実的なメーターはこれだね。
よっぽどの改造でもしてなきゃ120km/h表示メーターなんか無駄すぎるわけで。
5速表示なのがノーマルミッションの人には悔しいのう。

5速にしてる人はムッハー (*゚∀゚)=3


社外メーターやエイプ100メーターに交換した人は
メーターが速度警告装置に対応もしてないことだし
排気量も上げてて30km/h規制が関係無くなった人もいるだろうから
そのへん改造してみましょうかね。


右の透明なレンズ(LED入り)を引っこ抜く。
CRC-556などを吹きつけ、平たく削った割り箸を使ってこじり抜くのだ。
マイナスドライバーなどでやるとレンズが欠けるので絶対にやめれ。

この点滅するLED、切れてしまったらどうしようもないが、
新品で買うと意外と高価なので必要な人がいたらあげてもいいでしょう。
車体を売却するにも時にも、こういう物は保管しておいたほうがいいのです。



〔ハイビーム警告灯にしたい〕
青いレンズ 37561-KRL-003
青/緑のコードのソケット 37226-KRL-010
電球は12V/1.7Wでいいと思う。


こんな感じに元のライトソケットを改造して割り込みさせます
ほんとは割り込みタップってのは断線などのトラブルの元だから
きっちり半田付けか端子を根元から改造したほうがいいんだけどね。

ギボシ端子はキタコなどから出ているホンダ用を必ず使いましょう。
ホームセンターやそのへんで売っている一般的なギボシ端子は
ホンダ規格のギボシよりも0.5ミリ太いのです。



〔ウインカー警告灯にしたい〕
オレンジ色のレンズ 37566-GEY-641

残念ながらウインカー用の 「水色/オレンジ色のソケット」は無いので
今回もハイビーム警告灯の改造に使うソケットを使う。


12Vモンキーゴリラのハーネスには6V時代と違って
メインハーネスのウインカー配線(水色/オレンジ色)の
メス側の空きは無いので、割り込み分岐配線を作ります。
ソケットは緑と青のコードどちらでもいいのでオレンジと水色の目印を付ける。


ハンドルスイッチボックスからのハーネスに分岐タップ使って
直接分岐させるような頭の悪い事はやめろよ。
スイッチボックスのハーネスを元通りに修理するの本当に大変なんだからな。
分岐タップで配線改造する物は「安価でバラで出る部品」だけにしとけ。


ウインカー警告灯を付けた事によってウインカーリレーのワット数容量を超えると、
ジィイイイと異音がして点滅しないとかトラブルが出る事もあるので
その場合は他のリレーに交換してみる…といっても

経験上、適合するはずなのになぜかちゃんと動かないとか
適合しないはずなのにきちんと動くとか、A.Pってのはいまいちアテにならんな。
物量作戦じゃないとうまくいかない時もあったりなかったり。

とりあえず1.7Wの電球を使うなら、FR-2223のリレー使えばいいんだろうけども
何に付いていたっけ…CD90だったかな…カブだったかな…

ウインカーリレーに印字してある奴のわかっている物一覧表

FR-2211 6.4V 10W×2+1.7W(8W×2+1.7W+A.P)85c/m 
FR-2212 6.4V 10W×2(8W×2+A.P)          
FR-2213 6.4V 10W×2+1.7W 85c/m          

FR-2201 12.8V 10W×2+3.4W (10W×2+A.P)85c/m  
FR-2202 12.8V 10W×2+3.4W+A.P 85c/m       
FR-2223 12.8V 10W×2+1.7W+A.P 85c/m       
FR-2208 12.8V 10W×2 85c/m  ←12Vモンキーは普通はこれ

リレーの印字は他に情報があれば報告してね。



〔どっちも付けたい〕
FIになってからのモンキー、エイプ50の警告灯一式は3つ目なのだ。
配線は上二つの合わせ技でいこう。


3つ目グロメット 37550-GEY-641
エンブレム 86150-HN8-004
エンブレム用スピードナット 64206-MJ0-000

〔レンズ色まとめ〕
緑色 37561-165-672
オレンジ色 37566-GEY-641
青色 37560-KRL-681
赤色 37562-GEY-641


この3つ目用の専用ソケットASSYもあるのだが
配線色はモンキーのハーネスと合わないし、これをそのまま使えるように
割り込み配線を作るほうがめんどくさい。



中の速度警告装置なんだが
これも無くたっていいんだが、そのまま付けておいて捨てないでおこう。
今はゴミのようにポンポン捨ててる奴が多いが、そのうち貴重品になるかもよ?

これの6V用はメーカー生産中止で今は貴重品なんだ。
何に希少価値が付くかわからんもんだね。




【サイドスタンド警告灯をNランプにしたい時は】

12Vモンキー/ゴリラの前期型にはサイドスタンド警告ランプがあり、
モンキーはトップブリッジに、ゴリラはハンドルクランプにホルダーで付いている。
12V末期のCD50/90やシャリーなんかにもある。

4Lモンキーやヘッドライトの改造などでNランプが必要になった時は
サイドスタンド警告灯のレンズをこの緑色のものにするといいでしょう。
もともとは海外向けのホンダTRXバギー用。


ソケットASSYで買うとレンズもセットで長い線のものが買えます。
このソケットの線の長いタイプが欲しかった人はこれをどうぞ。

残念ながらアルミリングにニュートラルランプと印字されたパーツは
今のところ見つかっておりませぬ。


このレンズはFIモンキーのガソリン警告灯レンズと互換性があるので
これを使ってメーターにNランプを付けるという手もある。




【モンキーのライトをメーター/キー無しにしたいんだけど?】
この画像ではNS50Fのネイキッド仕様に使われている。

2009年1月現在生産継続中。 61301-399-000ZA(黒)
付属品 ヘッドライトケースナット 61303-105-000(2個)

R&Pのライトケースはライトリム一式がモンキーと共通で取り付け寸法も同じ。
ドリーム50なんかにも使われてる。 汎用カスタムライト用としてもぴったり。
こういうライト機能だけのライトケース意外と無いもんなんですよ。
だいたいメーターと一体型だったりしてね。

配線用の穴は大きなものが背中と底にあり、とても使いやすい。
わけのわからぬ社外ベーツライトよりこっちのほうがいいよね。

色は黒以外にもいくつかある。




【GAS刻印のメッキのタンクキャップ】
実は二種類あり、モンキーに使いたい場合は右のほうを買うべし。

左のほうはモンキーの4L/5Lタンクの給油口では
GAS刻印が横向きになってしまい、みっともない上に
爪も古い設計の板バネタイプで性能と耐久性が悪い。

右のタイプはきちんと刻印が向き、三角の刻印が外観の違い。
爪はスプリングロックタイプで性能も耐久性も良いが、お値段が約2倍する。




【ホンダアクセス モンキー純正ウインドシールド 風防】
絶版 ハンドルが畳めなくなる




【ホンダアクセス モンキーBAJA用 モンキーアフリカ外装キット】
絶版 前期型(下)はFRP製  画像はヤフオクから




【スズキ汎用オーバーキャリア 99000-99047-016】
スズキのアクセサリーパーツではあるが、モンキー用に作られたかのような出来と
絶妙なネジ穴の位置ですばらしいオーバーキャリア。
2010年11月現在購入可能 2625円 安い!

全ての5Lモンキーのキャリアに取り付け可能だが
寸法の都合から6V〜12V前期ゴリラキャリアには取り付けできない。

ステーがネジ穴彫ってあるただの板。
コの字の板でもなんでもない。

ステーのメッキは安っぽいユニクロメッキなのですぐ錆びるから
クリアー塗料を吹いてステーの錆び防止をしておこう。


取り付けの注意点だが、
構造上、取り付けのプラスネジはいくらでも締める事ができてしまう。
ステーもキャリアの板もどんどんしなっていく。

ドライバーの手ごたえがきつくなるまで締めてて
気付いたらステーもキャリアも完全に曲がってしまった・・・ということになる。

なのでプラス皿ネジをキャリア本体のガタが無くなる程度に適度に締め付けたら
裏からナットでネジを固定したほうがいいだろう。

付属の皿のM6プラスネジ4個は長さが20mmなので、ちょっと足りない。
ナットを入れるには25mmのネジにする。

「25mmのM6皿ネジが近所で手に入らない」って人は
ホンダ純正のを4個買うといい。 93600-06025-0A

ロープフックも4箇所だし使い勝手がとても良い。
付けたままシートの取り外しもできる。




【改造に便利な純正クリップ】
配線の追加改造の時などはこれできっちり車体に固定しよう。
暴れるスロットル/クラッチケーブル類などをこれでおさえるのも良し。
だらしない配線はこれで解決。

M6ボルト用

とりあえずこの3つがあればたいていの事はなんとかなる。

M8用

純正クリップはこのほかにも本当に色々なものがある。
いいものを見つけたらこんな感じに撮影して画像を送ってね。




【セル付きエンジンなどのコイン回しキャップに色々とうんざりな人用】

大きいほうのキャップ フライホイールナットカバー用

90087-HB5-000 アルミ色 ネジ部長さ標準 アルミ製
90087-MN1-670 アルミ色 ネジ部長さ標準 アルミ製
90087-KWW-C00 明るいグレー ネジ部が2ミリほど長い アルミ製

※90087-HB5-000と90087-MN1-670は
裏面の切削仕上げがちょっと違うだけで
部品としては実質同じ物


小さいほうのキャップ フラホタイミングのぞき窓用

90084-MN8-010 暗いグレー 鉄製
90084-KTT-900 メッキ 鉄製
90084-KV6-920 黒 鉄製
90084-MEN-670 アルミ製



【何度交換してもヘッドライトケースが割れて困る時は】

ヘッドライトケースの固定ボルトのところにヒビが入りやすい。

最初は大丈夫でも割れてきたり、
新品でもボルtを締めたらパカッと割れることも。
12Vモンキーではとくに右側が割れやすい。

せっかく新品のライトケースにしたのに
締め付けたら割れちゃった! という人もいるだろう。
画像のがまさにそうなのだ!

なぜ割れやすいのか?
12Vモンキーではなぜとくに右側だけが?

ライトケースの角度を固定する四角いナットの寸法が
1ミリほどライトケースの肉厚に足りないからである。
要するにスペーサーとして成立していないのだ。


対応策として、新品のライトケースを買ったらこのカラーを1個買って右側に入れ、
もともと付いてた四角い凸ナットを裏返しにする。

これでだいぶ割れにくくなるはず。

12Vの専用色のライトケースなんかはすでにいくつか欠品なので、
壊れた時のために新品を大事にとっておいたのに、いざ取り付けた瞬間に
メキッとヒビが入ってしまわないように、この対策は必ずやろう。

6V後期の速度警告ランプ付きの年式のモンキーは12V年式と同じライトケースだが、
残念ながらNランプのみの丸い穴だけの6V前期ライトケースは新品で購入しても
左右とも四角い凸ナットが接着されて生産されているので
ムリに外そうとしてもこれまた壊れやすいのでこの対策をやろうにも難しい。

接着剤部分にお湯をかけてこの四角い凸ナットにボルトをねじこみ、
押し抜いてみれば接着剤がお湯でやわらかくなってポコッと取れるかも?


黒かメッキのライトケースが標準のモンキーの人は12Vゴリラのライトケースにすると楽。
61301-GEF-730 12Vゴリラのライトケース黒

何が違うかというと12Vゴリラの黒ライトケース固定ナット部分は
左右とも割れ対策がしてあり、ナットもライトケースも固定部分の構造がモンキーとは別物。

ナットの土台がきちんと少し飛び出ているのでスペーサーとして成立していて
よほどの事が無い限り割れにくいようになっている。
というかこれが本来の当たり前の設計だろうが…。

取り付け構造や機能はモンキーと全く同じなので、もしも黒のライトケースを買うなら
この61301-GEF-730を買うべきで、このライトケースが絶版にでもならない限り、
この対策するにしてもモンキー用の黒のライトケース61301-165-A20を買う理由は無い。


※161301-GEF-730のライトケースを買うと固定ナット左右一式は接着され付属してくる。
※モンキーでもエイプでもクロームメッキのライトケースはこうなっている。

なんで最初からすべてこの仕様でモンキーを作らないのか?
なぜゴリラだけをこの仕様で生産したのか?

どう考えてもモンキーのほうの構造は欠陥仕様。
まるでライトケースを定期的に売るための陰謀かのようだ。
ホンダは何を考えているのかいつもの事だがわからない。

ということで、モンキーの黒いライトケースを交換するときは12Vゴリラのほうを買うこと。
黒いライトケースが必要な時に12Vモンキー仕様のほうを買う理由はない。

大事にとっておいた絶版の特別色のライトケース新品を使う時には必ず対策をやろう。
この話を知らずに対策をやってないのなら割れてないうちに今すぐやろう。




【資料 ホンダアクセスのゴリラサイドボックスの説明書】




【資料 欧州仕様のカブ】

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