イケイケチューンでGOGO Dio編

【第1話 2004年7月号 先輩から受け継いだDio…の巻】
原付免許を取得した麗美。 バイクは何にするかはまだ決めていない。
レディースの美加先輩から「ちょうどウチにDioがある」と薦められる。

しかしDioは2〜3年ほど放置され、
お世辞にも綺麗ではなく不動状態。
とてもすぐに乗れるシロモノではなかった。

しかし断ると美加先輩が怒るかもしれないと思った麗美は、
本当は嫌々だが1万円で買う事になってしまった。

困った麗美は、弟の直樹から
近所に偏屈だがバイク修理の名人がいると話を聞き…。

腐ったキャブレターをオーバーホールしたDioは、とりあえず息を吹き返した。



【第2話 2004年8月号 不注意で事故ったDio…の巻】
携帯電話をいじりながらDioを運転していた麗美。
電柱にぶつかってしまい、Dioのフロント回りは大破。

すぐに直してください、集会に出たいので…などと言う麗美に
店長は一喝。 泣き出してしまう麗美。

しかし一度泣き出したら
もう止まらない麗美に困った店長は
中古フロントパーツ一式を手配。
各部の消耗品を交換し、とりあえず乗れる状態にする。



【第3話 2004年9月号 なんでスピードが出ないの?…の巻】
麗美は美加先輩と一緒に旧車会の集まりに行くが、
全然バイクの話についていけない麗美は ??? 状態。

帰る途中、Dioはやけに遅く調子が悪い。
原因を調べるために店長の所に立ち寄り、
駆動系を調べてもらうと、各部が消耗しきっていた。

そこで店長は、Dioの駆動の仕組みと、
ケースのボルトを締めるついでにトルクレンチの使い方を説明するのだった。



【第4話 2004年10月号 後ろにもご用心!!…の巻】
夜の交差点で信号待ちをしていた所に
後続のトラックがDioに気付かず、一歩間違えば死ぬ所だった麗美。

テールランプが切れていたため、トラックの運転手は気付くのが遅れたのだ。
麗美は自分で電球を交換するが、またすぐに切れてしまう。

店長にサーキットテスターで調べてもらうと、
ハーネスが古くなってショートしていた。

良い機会なのでカウルを全て外し、Dioを丸裸にして
全ての配線と電装をチェック。



【第5話 2004年11月号 店長の戦い…の巻】
今回は整備の話は一切無し。 お話だけ。

店長は愛車ZUに乗り、
「関東十二神会連合名物 スーサイドランレース」に呼び出される。
相手は今まで無敗のハコスカGT-R。 一歩間違えば本当に死人が出るぞ。

連れてきた直樹と、多数の見物人が見守る中、スタートの合図が!
店長はハコスカの運転手と何か関係があるようだが…。
そして店長の過去とは?



【第6話 2004年12月号 コツさえ掴めば自分で張れる?…の巻】
店長の店の近所に住むヲタク風の浪人生は、
「今年も浪人したのは近所のバイク屋に集まる珍走団の騒音のせいだ」と
たまたま店の前に停まっていた麗美のDioのシートを腹いせにナイフで切り裂く。

現場を見られた男は偶然見ていた店長に捕まるが、
ナイフを振り回し激しく抵抗する。



【第7話 2005年1月号 Dio改造計画〜FRPの造形〜】
麗美はDioの溜まった修理代を付けにしてもらっている。
お小遣いの範囲で払える範囲で毎月2000円を払っているのだが
「今まで店長の好意に甘えてやがったのか…」と美加先輩に怒られ、
強制的に美加先輩の経営する弁当屋でアルバイトをする事になる。

今回は事故で割れたままのフロントカウルをFRPで修理する事に。
店長は補修を麗美にやらせてみるのだった。



【第8話 2005年2月号 Dioをお手軽ドレスアップ!…の巻】
年末で大忙しの弁当屋もようやく仕事納め。
Dioを元旦仕様にドレスアップしようと店長にメールで相談するが
店長はすでに実家に帰省中。

メールで指示を貰った麗美は
カッティングシートでのドレスアップに挑戦する。



【第9話 2005年3月号 ライトの巻】
たまたま店に集まっていたいつものメンバー達。
美加先輩は急用でDioをちょっと借りていく。

トラックが脇道から出てきたので減速しようとしたが
ブレーキがほとんど効かず、危うく事故になる所だった。

調べてみると、ブレーキケーブルは切れ掛かり
ブレーキシューはもう限界だった。



【第10話 2005年4月号 サスペンションの役割って…?の巻 前編後編】
工事中の砂利道などを走ってみると、
最近もの凄い振動が出るDio。とても乗っていられない。
なんとなく車高が以前より低くなっているようにも見える。

フロント回りも中古を使っているせいもあるし、
リアサスもいい加減に限界が来ている。
しかし麗美に相変わらずお金は無い。

店長を色仕掛けでごまかし
なんとか倉庫にあったパーツで修理してもらう。

修理が終わり、大喜びで走っていく麗美だが…。

店長は次から次へとトラブルが起こってしまう
実はもうメーターが何周したかわからないほどの
過走行車であるDioのこの先を心配する。



【第11話 2005年5月号 火気厳禁!!燃料周り…の巻】
配達に行ったまま、麗美がなかなか帰ってこない。
Dioのエンジンが配達中に不調になり
携帯も電池切れになった麗美は、なんとか押して帰ってきた。

原因を調べると燃料ポンプが壊れ、タンクの中も錆びだらけ。
部品代・修理代は今回は美加先輩が出してくれたが…。


なんだかんだでDioを手に入れてから
工賃をおまけしても、これまでに修理代は78403円もかかっている。
店長は、もうバイクを買い替えた方が良いんじゃないかと言うが…。



【第12話 2005年6月号 リードバルブの詰まりにご注意を!!…の巻】
別にDioは今の所は調子悪くないのだが、店長は
「賭けをやらないか?これから乗り続けていくと壊れる所がある。
もしリードバルブが壊れてなかったら修理代は無料でいい。
交換する事になっても部品代だけでもいい」と言う。

点検してみると、店長の言った通り
リードバルブには亀裂が入っていて、もう限界寸前だった。

交換するついでに、マニホールドの段差も削り
エンジンの効率を良くする店長。


なぜリードバルブのトラブルの事がわかったの?と
みんなは驚いたのだった。



【第13話 2005年7月号 電解コンデンサでお手軽チューン…の巻】
麗美は信号待ちで、同じDioに乗ったフルフェイスの男と並ぶ。
シグナルレースでからかってやろうとしたのだが、
男のDioはチャンバーを変えた程度のカスタムにしか見えないのに
どんどん加速していく。 そして振り切られてしまった。

店長に最高速が上がるように改造してほしいと頼むが
麗美にボアアップキット購入+セッティング出しが頼める程のお金は無い。
そもそも二輪の免許を持っていない。

次の日、店長はみんなを連れて秋葉原へ行き
麗美のお小遣いで色々と電機部品を買う。

店長はコンデンサーを利用した自作のパワーアップパーツを作り、
Dioはまた一段と速くなった。



【第14話 2005年8月号 敵?味方?拓斗登場…の巻】
帰宅中の麗美の後ろから、前回シグナルレースで振り切られた
Dioに乗ったフルフェイスの男がまた現れ、追い抜きざまに
お尻にタッチして逃げていった。

「店長にヨロシク伝えなよッ!」と言った所を見ると
どうやら店長の知り合いのようだが…。

最近またDioの調子が悪いので
クラッチを整備してもらっていると
店にさっきのフルフェイスの男が現れた。



【第15話 2005年9月号 麗美のDioがついに…の巻】
配達で酷使されているDioは、
ついにエンジンが完全に壊れてしまった。

エンジン載せ換えが一番簡単なのだが、いざ探してみると
運悪くネットオークションにもジャンク屋にも同じ型のエンジンが無い。

店にあるパーツを使って、エンジンをフルオーバーホールしようとするが
もうクランクシャフトもベアリングなども全てガタガタ。 各部を交換するしか無いが
とてもお金がかかりそうなので、いよいよDioをあきらめかけるが…。

そこに拓斗がDioの新品パーツをたくさん持ってきてくれた。
それを知らずに麗美はまた拓斗に冷たい態度をとってしまう。



【第16話 2005年10月号 Dio復活…の巻】
店長はエンジンを組み立てつつ、
Dioの設計・構造を考慮した安全な改造の方向性の話や
ベアリングのウンチクを語っていると、一度帰宅した拓斗が戻ってきた。

店長は拓斗と一緒に、エンジン組み立てのコツをみんなに伝授。
連載一回目からのボロボロ状態から始まったDioのカスタムと修理は
長かったゴールが見えてきた。


とりあえず走れるようになったDio。
次の日、麗美は特製弁当を拓斗に渡し、
今までの無礼を謝るのだった。



【第17話 2005年11月号 Dioの完成…の巻】
キャブレターのジェットの交換調整、ウエイトローラーの交換で
最終調整を終えたDioは、とてもパワフルに走るようになった。

大喜びで走り回る麗美と一緒に走る拓斗。


そこに店長の知り合いのバイク屋から、
良い中古モンキーがあるぞと電話が来る。

店長が乗るつもりだったのだが
みんなそのモンキーが欲しいと言い出し…。


話は次回からモンキー編に突入!

さっきまであんなに喜んでDioに乗ってた麗美ちゃんまで…。


※ちなみに、作中では触れられていないが
このウサギステッカーには「イナバ」という名前が付いている。



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(C)2004 チャンプロード/笠倉出版社/浜名っこ大佐